ハフピスライン
「昨日も言ったが制圧ではなく崩壊、オポゼの村を地図から無くせばいいだけのこと。それ以外のことは好きにやって構わない」
「それなら問題ない。じっくり遊んでやるぜ、魔物対策を研究してるんだ、それなりに楽しませてくれるだろう。帰還はいつになるか分からないぜ」
「構わない、何日でもかけるがいい」

魔王の言葉にヘルバーンは笑う。

首輪の外れた狂犬? いや狂犬なんて安っぽいものでは済まないだろう。オポゼという村は本当に崩壊する。
下手をすればそこに村があったか分からないほどになるだろう。

ヘルバーンは私に何も言わなかった。ただ一回、目はあったがそれっきりで何も言わない。

反乱など起こす訳がないと分かってくれていると嬉しいが、恐らくヘルバーンにとって反乱など興味のないことなのだろう。

そうしてジョーカーとヘルバーンは大部隊を引き連れてカオスワルドを出発した。
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