ハフピスライン
「大丈夫だ、魔力を無効化するだけだ」

とりあえず警戒はしたままだけど避けるのは止めた。
すると魔王の手が私の頭に乗せられる。

一瞬の閃光。

何が起きたか分からない。何でか頭が燃えているよう熱かったけど、魔王の手が離れるとその熱さが消えた。
しかも私の魔力のほとんどが消えていた。

「ここまで削る必要があるのか」
「まぁ零にするよりはいいだろう。とりあえず、これでハーフの村に潜入しろ。魔力を外に放出すればオレが助けに行く。無暗に解放しない方がいいぞ」

真剣に言うから本気だろう。この少ない魔力、ないに等しいが残したのはそうゆう意味か。
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