ハフピスライン
「分かった。どうせ魔力が解放されることはない。そうゆうことならば解放しない限り来ないということか」
「そうゆうことだ。だけどジョーカー達が戻ってくる二日目までには調査を終えてもらう。それで戻ってこない、もしくは魔力を解放しなかったら……まぁ一日くらいなら待っても平気だろう」

それならば十分に調査することも出来るし、何か企んでるようなら説得も出来る。

「分かった。ならば行って来る」
「ちょっと待った」

私が行こうとした時、魔王が私を呼びとめる。

「その口調もなんとかした方がいいな。誰でもいい、同じハーフの女の口調でも真似てみろ」
「ふん、余計な御世話だ」

そうして私は魔王に背を向けて歩き出す。
< 131 / 195 >

この作品をシェア

pagetop