ハフピスライン
「死ぬ前に殺してやろうか? けどそれじゃ面白くない。その舐めた口二度と聞けないようにしてやる。一週間で完璧な“性奴隷”にしてやるよ」
「……」
胸倉を掴まれているからまともに声が出ない。
しかし今の私に声は必要ない。歯が砕けそうなほど噛み締める。
サイスマスの言った『性奴隷』は聞いたことがある。奴隷の中でも最も最悪なもので、存在価値は性欲処理の人形でしかない。
何かしらで縛り強要され無理やりされている場合がほとんど。
そんな奴らは無条件で虫ずが走る。それを調教しているということは……考えただけでも頭がおかしくなりそう。
「……下……種が」
振り絞って言葉を出し、顔に唾を飛ばす。それが今できる最大の抵抗。
サイスマスは顔にかかった唾を拭き、私を静かに下ろすや否や、思いっきり腹を抉るこぶしが突き刺さる。
「がはっ」
生身で受ける一撃は相当効く。足がくの字に曲がるが倒れることは出来ない。後ろで押さえられているから。
「調子に乗るなよ。その口から悲鳴しかあげられないような調教を毎日休むことなくやってやる。連れてけ! 薬の投与を通常の3倍に与えろ!」
「3倍ですか」
「そうだ3倍だ! 俺様の言葉が分からないのかこの屑ども! 殺されたくなかったらさっさとしろ!!」
「「は、はい」」
声も出せず苦しむ私は歩けるはずもなく、二人の男に引きずられながら部屋を出た。
「……」
胸倉を掴まれているからまともに声が出ない。
しかし今の私に声は必要ない。歯が砕けそうなほど噛み締める。
サイスマスの言った『性奴隷』は聞いたことがある。奴隷の中でも最も最悪なもので、存在価値は性欲処理の人形でしかない。
何かしらで縛り強要され無理やりされている場合がほとんど。
そんな奴らは無条件で虫ずが走る。それを調教しているということは……考えただけでも頭がおかしくなりそう。
「……下……種が」
振り絞って言葉を出し、顔に唾を飛ばす。それが今できる最大の抵抗。
サイスマスは顔にかかった唾を拭き、私を静かに下ろすや否や、思いっきり腹を抉るこぶしが突き刺さる。
「がはっ」
生身で受ける一撃は相当効く。足がくの字に曲がるが倒れることは出来ない。後ろで押さえられているから。
「調子に乗るなよ。その口から悲鳴しかあげられないような調教を毎日休むことなくやってやる。連れてけ! 薬の投与を通常の3倍に与えろ!」
「3倍ですか」
「そうだ3倍だ! 俺様の言葉が分からないのかこの屑ども! 殺されたくなかったらさっさとしろ!!」
「「は、はい」」
声も出せず苦しむ私は歩けるはずもなく、二人の男に引きずられながら部屋を出た。