ハフピスライン
――話は弾み、色々なことを話した。私も調子に乗ってライガのこと、母さんのことなどを話してしまった。

しかし相当疲れたのか、いつの間にかルルシーは眠りについていた。

私は薬のせいで全く寝ることが出来ない。だから考える。
魔力は一向に回復しない。いや違う、回復するが即吸収されるが正しいだろう。

しかしあまりに早いため魔力を扱う隙がない。つまりこの吸収がある限り、魔力はあてには出来ないということ。

私はなんとしてもこの3日間、抵抗を続けないければならない。あんな奴に肌を触れさせてたまるものか。

魔力がないなら武器が必要になる。反乱を起こしたっていいが、一人では意味はないし、ルルシーを巻き込む訳にはいかない。

簡単に忍ばせられるような武器をあるもので作っておくしかないか。どうせ今日は眠れない。だからちょうどいい時間つぶしになるだろう。
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