ハフピスライン
猫娘
アフランシール全部隊に対し緊急召集がかけられた。どうやら議題は突如現れ崩壊した村のことだった。
会議はアフランシールの部隊の隊長及び副隊長が集められ、零隊は三人しかいないので何故か副隊長でもないオレもその緊急招集に出された。

まぁ確かに突如崩壊した村を調査するに決まっているんだから、少しくらいの情報はあっても悪くない。
しかしそれにしてもいまだにオレは三人目の零隊のメンバーを知らないんだけど、本当にこんなんでいいのだろうか。こうゆう会議にも出ないとなるとジーク以上の自由人だな。

そんな下らないことを考えている中でも会議は進んでいた。
総括隊というだけあって、ジークがばっちり指揮をとり会議を進めるのかと思ったら、そうではなく調査隊の隊長が司会をして話を進めていた。

さすがのオレもこうゆう話だけなのは得意ではないが、寝ないようにはしようと努力する中、思いっ切り隣ではジークが眠ってる。

おいおい、いいのかよ。総括隊の隊長が寝てて。
起こそうかとも思ったが、ここで変な動きをしては逆に目立ち視線を集めることになりそうなので何も出来ない。

オレはみんなにバレないかとヒヤヒヤしている。

――しかし時は来てしまった。
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