ハフピスライン
入口から離れ村の中央に着くと一気に雰囲気は戦闘ムードに切り替わる。
ここからでも殺気が分かるな。相当な敵が残ってるってことか。オレの魔動式銃の弾足りるか? 少し使ってるから15発くらいしかないな。

「お、来るぞ」
「え?」

ジークの言葉と同時に家の屋根から魔物が2体降ってくる。
言われなければ気がつかなかったな。

「油断するなよ?」

ジークがそうゆうと後の上空に向けてナイフを投げた。
同時に振りかえると、そこには音を立てないように近づく一体の魔物がいて、その頭をナイフが突き刺さってる。
これも気がつかなかった……いい加減切り替えろ。これは戦いだ。集中しろ。

「サンキュージーク、こっから本番」
「じゃ、後の2匹頼んだぜ」

二匹の魔物。両方ともモンスター型、四足歩行。これならオレの銃で倒せる。
ホルダーから銃を引き出し構える。
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