ハフピスライン
「今日、勝手に一人、アフランシール零隊に入れたから、よろしく」
「……」

名前とかそこらへんを全く言ってないけど。自分で言えってことか。
なんか凄い見られてるけど……言うしかない。

「今日からアフランシールに入ることになった、ライガ・フェイルノートです。どうぞみなさんよろしくお願いします」
「おいおい大丈夫かよ、大した魔力を感じない。三日も持たないんじゃないか」
「武装もしょぼいし、なんか見たことない武器だしよ」

凄い言われようだ。けど魔力はどうしょうもないんだよな。武器もみんな知らない分、変に見られるよな。

「よしライガ、ぶっぱなせ」
「はい? ここで?」

何も言わずにジークは笑う。
やれってことかよ。
オレはしょうがなく銃を構え、人に当てないように打った。

「おぉ」

歓声が沸くのはちょっと嬉しい。

「魔力を小さな弾に返還して飛ばすのか。少ない魔力でも戦えるってことか。なるほど隊長が言うほどだ、かなり強いんだな」

照れることを言ってくれるな。
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