ハフピスライン
いつの間にかジークが来ていたし、アフランシールの人もいなくなっていた。

「分かったけどジークの言う零隊って、第零総轄隊のこと?」
「おうそうだぜ」

こんな軽い奴がアフランシール全ての部隊を総括するのかよ。

「けどそんな凄い部隊にオレなんかが入ってもいいのかよ」
「いいんじゃね? オレが入っていいって言ったんだし。問題ねぇよ」
「それだといいけど……なんか凄いな」
「まぁこれからが凄くなるぞ、色んな意味でな。それだけ調べれば大丈夫だ、飯食いに行こうぜ」
「確かに腹減ったな」

オレは本を元に戻してからジークと飯を食いに行くことにした。


城を出るとすでに夕日は沈み夜だった。けっこうな時間、本を読んでたことになる。

「どこ食いに行くか」
「いやいや、昼に行ったけど食えなかった所行けばいいんじゃないか」
「確かに。にしても律儀だな」

昼に行った店にいくことになった。
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