ハフピスライン
「大人しくても半分は魔物の血を引いてるわけだからな。何かがきっかけで爆発することくらいあるな」
「けどあれは異常だった。オレは最初からいた訳じゃないないから分からないけど、あの時いたのは魔物そのもの。オレですら恐怖したんだ」

「けどライガのことだ助けたんだろ?」
「もちろん助けた。けどそれは一時的でしかなかったし、村人に被害を出したのは相当ショックだったらしい。トリアイナは次の日に出て行った。オレに置手紙を残して」

「どんな手紙だったんだ? 探さないで、とかお決まりのパターンか」
「まぁ確かにそうだけど、他にもお母さんのことを頼まれたよ。けどやっぱりオレは追いかけたかった。悪いのはトリアイナだけじゃないし苦しんでるなら救いたい。トリアイナのお母さんに話したら、逆に探してきてほしいって頼まれたから探す旅に出ることにしたんだ」

「なるほどな、それでその魔動式銃を誰かにもらった訳か」
「いや、こいつはオレが作った。どうやって少ない魔力で戦えるか考えだしたらこうゆう風になってた。元々仮想の本に銃は乗ってたし、それをモデルにして作ったんだ」
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