ハフピスライン
「なかなか鋭いツッコミだぜ。オレはヤクモ。ヤクモ・アレス。エデンの国、四方ゲンブで四神をやってる」

握手を求められて応じた。

「……エデンの国。ゲンブの四神って!? 伝説の守護者!?」
「まぁそうゆう奴もいるな」

本で呼んだ異国の守護者。最強の一人と言われていてかなりの有名人だ。見るのは初めてだ。
そんな人がいるのかよ。このクエスト楽勝じゃないか。

「伝説ねぇ。世間知らずはいいよな」

挑発するように三人のうちのもう一人が言う。

「シュドウか。お前も久しぶりだな」

ヨウと片手をあげるジーク。どうやら知り合いのようだ。
それにしてもいやに挑発的な奴だな。

「まぁオレ達が伝説って言われるのはしょうがないだろ。まともに戦ってないけど派手だからな」
「まともに戦わなくてどうすんだよ。戦えない場所にいても意味ないだろ。なんでお前、あそこにいんだよ」
「姫君がいるからな、あそこには」
「けっ、下らねぇ」

挑発的な男はそれ以降、離す気はないと離れた岩に座り込んだ。
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