ハフピスライン
少ない報酬を換金するのは恥ずかしいな。
そう思いながら金額を見ると……。
「50,000マスティ!? なんだこの報酬」
ジークの分か、それとも金額が間違っているのか、それとも“,”の区切りが違っているのか、とりあえずこの数字を否定することしか思いつかなかった。
オレの動揺に構うことなく、ジークは手続きを進める。
「はい、確かにサインをいただきました。これで今回の“特別ランク”のクエストは終了です。おつかれさまでした」
「サンキュー。さて換金するか」
「待て待て、今なんて言った? 特別クエスト? 聞いてないぜ。Cランクのクエストじゃないのかよ」
「特別クエストだな。ランクで言えばSSだな。魔界に入るだけでSランクなんだから当たり前だろ? けど今回あいつらがいたからな、ランクなんて関係ねぇよ」
「あ、なるほど」
SSランクをCランクと言ったならキレていたところだが、あいつら……つまりヤクモとライキ、シュドウがいたなら確かにランクはあんまり関係なさそうだ。
現にオレは死ぬことなく初めてSSランクをクリアしたことになるんだから。
それでもSSランクの報酬が50,000マスティ。これが四分の一なら全報酬は200,000マスティ。確かに凄い金額ではあるがちょっと物足りないような気がする。
そう思いながら金額を見ると……。
「50,000マスティ!? なんだこの報酬」
ジークの分か、それとも金額が間違っているのか、それとも“,”の区切りが違っているのか、とりあえずこの数字を否定することしか思いつかなかった。
オレの動揺に構うことなく、ジークは手続きを進める。
「はい、確かにサインをいただきました。これで今回の“特別ランク”のクエストは終了です。おつかれさまでした」
「サンキュー。さて換金するか」
「待て待て、今なんて言った? 特別クエスト? 聞いてないぜ。Cランクのクエストじゃないのかよ」
「特別クエストだな。ランクで言えばSSだな。魔界に入るだけでSランクなんだから当たり前だろ? けど今回あいつらがいたからな、ランクなんて関係ねぇよ」
「あ、なるほど」
SSランクをCランクと言ったならキレていたところだが、あいつら……つまりヤクモとライキ、シュドウがいたなら確かにランクはあんまり関係なさそうだ。
現にオレは死ぬことなく初めてSSランクをクリアしたことになるんだから。
それでもSSランクの報酬が50,000マスティ。これが四分の一なら全報酬は200,000マスティ。確かに凄い金額ではあるがちょっと物足りないような気がする。