極道姫と僕の物語
「いいこと思いついたわ!私が、修也くんの勉強、見てあげる!」
「え……?」
多分、僕の今の顔は絶対変だと思う。
口をポカーンと開けて、目を見開いて。
ただただ、花澄先輩を見つめる。
「あら、聞こえなかった?私が、修也くんの勉強を見てあげるの」
え、えぇ…!?
「そ、そんな…!悪いですよ!」
「あら、全然そんなことないわ。修也くんが気にすることじゃないじゃない」
「え、でも…!そしたら、花澄先輩の睡眠時間が、どんどん減ってしまいます!」
僕の言葉を聞いた花澄先輩は、何故かびっくりしている。
「え、あの……花澄先輩?」
「え?何かしら」