ピロー草子 三上納言の面白つぶ(ぼ)やき
2月某日 オトメになりたいのか?
第一子は何がなんでも男! と気張る母親の腹から生まれてこの方、三上はなんとなくスカートとご縁の薄い人間でした。


小さい頃の基本服装が汚すからという理由で「ズボン」ばっかりでしてね、ええ。


まあ母ちゃんの気持ちも分からないでもない、赤ちゃんの頃から毛が薄いわ男顔だわでピンクの服を着せても


「あらー男の子? 」


って人に聞かれたり、幼児期、買ったばかりの服を絵の具をドロドロにしてみたりと。


でも、でもそんな三上でも小さい頃はよぉ、フリフリのスカート履いたアイドルとかアニメとかお姫様に夢中になってたんだぃ!


ってなワケでオトメですよ、オトメ。


最近、ちょっと興味があって昭和初期のオトメ物を図書館で借りて読んだのですが・・・いやーあれ、ハマりますね。


文章が美しいわ、抑圧されていた当時の女の子の精神的な解放を描いちゃってるわ、文化風俗がなんというかこう美麗。


今がこういう時代だからこそ、是非お勧めしたいと思います。


たまには紙の本で昔の文章の世界へ行くのもいいなぁ……。


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