【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
そしてヒノエさんは俺の自室にずかずかと入り、窓ガラスを開けた。



「ここが魔界の入口になってるみたいね…よっと!」



「え…!?ちょっと、ここ、マンションの7階なのに!」



いや、多分下りても大丈夫なんだろうけど、やっぱり怖い。



でも、行かなきゃヒノエさんにシバかれる。



俺は意を決して、目を閉じて窓の外に飛び出した。



すると、胃が引っ張られるような感覚で急降下する。




「いひゃあああ!」



俺、まだ長生きしたかった…。
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