【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
目が覚めると、隣にヒノエさんが穏やかな顔で寝ていた。
「うあっ!?…相変わらず、近いな。」
羞恥心はないのかこのジンガイ。
「目は覚めたか村瀬楓。」
「ってうわっ!なんであんたまで隣で寝てるんだよ!」
でかいベッドの左側にはヒノエさん。右側にはルキがいた。
「良いではないか。両手に花だろ。」
「あんたまだこの世界じゃ子供なんでしょ?なら、花ってか、まだ発芽したばっかじゃ…ごめんなさい嘘です。」
偉そうなルキに俺は言い返すが、手から炎が出ていたのですかさず謝った。
コエーよ、ジンガイ悪魔少女。