【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
そして、ユメトは一人前の死神になるや否や、人間の魂を狩るのに勤しむようになった。



任務だと名目を打っては、人間の魂を奪い、力を増す。



そうしているうちに、ユメトの中には虚空と、それを埋めるための快楽への執着心しかなくなった。



力ばかり強大になり、魔界で上の位の死神になっても、満足しなかった。



そんなユメトは、ある日とある事件を起こす。



俺は、そのパネルの中に入るのが怖くなった。



俺の心を、侵食するように憎しみと狂気が覆う。
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