【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
肆
立ち止まれない理由
「今日、フレンチ行くから。」
「…は?」
とある日曜日。最近ヒノエさんがハマっているラム肉のソテーの香りに胸やけしながらトーストを頬張る俺の手はその言葉で止まる。
「仕事関係で知り合った人に、なんか無料になるビップチケットもらったのよ。」
「ふーん。ヒノエさん、テーブルマナーなんか出来るんですか?
俺はソースを口に付けたヒノエさんに一言返す。
「ふんっそんなのちょっと勉強すれば一発よ!あんた私を誰だと思ってんのよ。」
そんな俺に腕を組んで自信満々の顔をしてしてみせるヒノエさん。
じゃあ、まずは口についたソースからなんとかしましょう。
「…は?」
とある日曜日。最近ヒノエさんがハマっているラム肉のソテーの香りに胸やけしながらトーストを頬張る俺の手はその言葉で止まる。
「仕事関係で知り合った人に、なんか無料になるビップチケットもらったのよ。」
「ふーん。ヒノエさん、テーブルマナーなんか出来るんですか?
俺はソースを口に付けたヒノエさんに一言返す。
「ふんっそんなのちょっと勉強すれば一発よ!あんた私を誰だと思ってんのよ。」
そんな俺に腕を組んで自信満々の顔をしてしてみせるヒノエさん。
じゃあ、まずは口についたソースからなんとかしましょう。