【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
「楓ちゃんは楓ちゃんでいなさい。っていうか、楓ちゃんが凹んでいいのは、私に虐められた後だけなんだから。」



「そうですね…っていやいや!虐めって…。」



俺のツッコミをサディスティックな笑顔で交わすと、到着したタクシーに乗り込んで行く。



全く…ジンガイの女王め。



俺は小さく溜息を一つ落とし、タクシーに乗り込んだ。



「行き先はどちらですか?」



「えー…。」



運転手の言葉に、俺は行き先を告げはじめた。
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