【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
しかし、タクシーなんて乗らなきゃ良かったな、と思ってしまう出来事に巻き込まれることとなる。



タクシーはある場所を抜けると、急加速を始めた。



「へ…!?ちょっと、運転手さん?」



俺は異変を感じ、本当はいけないことだが、身を乗り出した。



しかし、運転手は俺に触れられた瞬間、体が砂になり、衣服だけが残る。



「…やられた。」



焦る俺に、ヒノエさんの冷静に呟く声が聞こえた。



どうやら、魔界の者の仕業らしい。
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