【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
「獣族の女王。来たるべき日が来たら、弟と戦うことになるぞ?」
「…構わないわ。それでも私は、倒すまでよ。」
覚悟を表すような凜とした声を発したヒノエさんは、真っ直ぐ短剣を振りかざした。
クロエの身体は光の粒となりなくなって行く。
それを見ながら、俺は、記憶のパネルの中で聴いた、あの鎮魂歌を口ずさんだ。
どこかでまた、クロエとアリアさんが愛し合えるように。
俺が歌って魂を慰めている間にも、ヒノエさんの最終決戦が
俺達の別れの時間は、迫っているというのに……。
「…構わないわ。それでも私は、倒すまでよ。」
覚悟を表すような凜とした声を発したヒノエさんは、真っ直ぐ短剣を振りかざした。
クロエの身体は光の粒となりなくなって行く。
それを見ながら、俺は、記憶のパネルの中で聴いた、あの鎮魂歌を口ずさんだ。
どこかでまた、クロエとアリアさんが愛し合えるように。
俺が歌って魂を慰めている間にも、ヒノエさんの最終決戦が
俺達の別れの時間は、迫っているというのに……。