【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
うちに帰るとヒノエさんは『キャリアウーマン』という名のスーツを脱ぎ去り、飲んだくれに変わる。
「楓ちゃあん、あんたも付き合いなさいよぉ。」
ビールだと一定時間起きれないという弱点があるからと最近梅酒に換えたヒノエさん。
「俺、梅酒飲めないんですよ。」
「じゃあビール開けちゃえ!」
…ダメだ。完全に酔っ払ってる。目が本来の金色だ。
しかも、もったいないことにその美しい色の瞳は据わっている。
俺ははあ、と溜息をついて、冷蔵庫からビールの缶を取り出した。
「楓ちゃあん、あんたも付き合いなさいよぉ。」
ビールだと一定時間起きれないという弱点があるからと最近梅酒に換えたヒノエさん。
「俺、梅酒飲めないんですよ。」
「じゃあビール開けちゃえ!」
…ダメだ。完全に酔っ払ってる。目が本来の金色だ。
しかも、もったいないことにその美しい色の瞳は据わっている。
俺ははあ、と溜息をついて、冷蔵庫からビールの缶を取り出した。