【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
ヒノエさんの体に毛布をかけて、俺は静かに立ち去ろうとする。



しかし、気を抜いたその刹那、俺はヒノエさんにベッドの中へ引き入れられてしまった。



「なっ…は、離して下さい。」



ドキドキドキドキドキドキ…ああ、心臓、頼む!この瞬間だけ止まれ馬鹿っ。



「ふふぅ。楓ちゃんの匂い。」



完全に酔っ払いのヒノエさんは俺を解放する気はないらしく、後ろからぎゅーっと抱き着かれる。



何やら言葉にしたらマジで理性ぶち壊れそうな色んな箇所が、俺の背中に当たってる。ヤバい。ヤバいヤバい。
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