【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
パネルの中は、記憶のパネルの入口とは打って変わって明るい優しい世界だ。
『姉さん、それ俺の肉!』
『煩いわね!私の方が年上なのよ!あんた、年功序列ってしらないの?』
普通の兄弟。普通の家族。そこには愛情が溢れている。
きっと、これはキズキの愛の記憶。
だって、この空間には悲しみも憎しみもない。
俺が探さなくちゃいけないのは、憎しみの根源となる記憶だ。
あの心地の悪い空間に戻るのは嫌だが、こうしている間にも、ヒノエさんは戦っている。傷ついている。
だから、俺も頑張らなきゃ。
『姉さん、それ俺の肉!』
『煩いわね!私の方が年上なのよ!あんた、年功序列ってしらないの?』
普通の兄弟。普通の家族。そこには愛情が溢れている。
きっと、これはキズキの愛の記憶。
だって、この空間には悲しみも憎しみもない。
俺が探さなくちゃいけないのは、憎しみの根源となる記憶だ。
あの心地の悪い空間に戻るのは嫌だが、こうしている間にも、ヒノエさんは戦っている。傷ついている。
だから、俺も頑張らなきゃ。