【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
瓶を見て、やはりおかしいと思った。
そして、触れた瞬間、ヒノエさんとの記憶が、鮮明に俺の中へ戻って来た。
俺の力だって、元を正せば魔王の力だ。ヒノエさんに一時的に与えられた力なんかよりずっと強大なね。
だから、俺は忘れないよ。死ぬまで、貴方と過ごした刺激的な時間を。愛を、強さを。
そして、罪人達の苦しみも、悲しみも。
決して引き摺って生きて行くわけじゃない。
きっと俺は、この先、結婚して、子供を授かって、その子供が孫を授かり、家族に囲まれながら笑顔で死んでいく。
ヒノエさんが生きるべき場所でそうしていくように。
そして、触れた瞬間、ヒノエさんとの記憶が、鮮明に俺の中へ戻って来た。
俺の力だって、元を正せば魔王の力だ。ヒノエさんに一時的に与えられた力なんかよりずっと強大なね。
だから、俺は忘れないよ。死ぬまで、貴方と過ごした刺激的な時間を。愛を、強さを。
そして、罪人達の苦しみも、悲しみも。
決して引き摺って生きて行くわけじゃない。
きっと俺は、この先、結婚して、子供を授かって、その子供が孫を授かり、家族に囲まれながら笑顔で死んでいく。
ヒノエさんが生きるべき場所でそうしていくように。