【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜



嫌な胸騒ぎほど当たるものはない。



翌日の土曜日。ヒノエさんは部長だから俺達平社員より仕事も多く、片付けるために出社。



俺は休みで、朝からヒノエさんにたたき起こされ朝食と昼食を作らされたあと一眠り。



次に起きたのは昼前で、俺はヒノエさんのいない伸び伸びとした休日を過ごしていた。



「さっ!ジンガイもいないことだし、久しぶりに洋服買いに行くかな。」



一通りの掃除を済ませ、ストレス発散のための買い物に行くことにする。



準備をさっさとして、外に出ると玄関先に花束がある。



それは、見たこともない、藍色に近い、真っ青な薔薇の花束だ。
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