【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
辺りを見回す。それは、もちろん怪しいものや人がないか確認するためである。
「誰もいないな…。よし!」
俺はその花束に近づき、そっと手を伸ばし、急いで玄関に引き入れた。
気持ち悪いくらいに真っ青な花びら。
顔を近づけて匂いを嗅ぐと、俺の知っているあの薔薇の匂い。
何かで着色してあるのか気になり、花びらを触ると、とぅるとぅるっとした独特の感触がするだけで、手に付着するものはない。
「誰もいないな…。よし!」
俺はその花束に近づき、そっと手を伸ばし、急いで玄関に引き入れた。
気持ち悪いくらいに真っ青な花びら。
顔を近づけて匂いを嗅ぐと、俺の知っているあの薔薇の匂い。
何かで着色してあるのか気になり、花びらを触ると、とぅるとぅるっとした独特の感触がするだけで、手に付着するものはない。