【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
「寝てる時は額だけで記憶や感情を見ることができるけど、起きてる時はこれしか方法がないのよねー。…ってあれ?まさか楓ちゃん、キスしたことないなんてことないわよね?」
「な…ないわけないでしょ!でも、いや、そんな、突然に…。」
って、俺は俺様生徒会長に突然ファーストキスを奪われた少女マンガの主人公の女子か!
「人間って恋愛観や性欲にバロメータがあるのね。私達の食欲と同じ。楓ちゃん、君はそのバロメータからすると、完全に草食系ね。」
た、確かにそうかもしれないけど、俺が草食系なら、あんたは猛獣だ。
……とは言えず、俺はただ溜息を一つだけ落とした。
「な…ないわけないでしょ!でも、いや、そんな、突然に…。」
って、俺は俺様生徒会長に突然ファーストキスを奪われた少女マンガの主人公の女子か!
「人間って恋愛観や性欲にバロメータがあるのね。私達の食欲と同じ。楓ちゃん、君はそのバロメータからすると、完全に草食系ね。」
た、確かにそうかもしれないけど、俺が草食系なら、あんたは猛獣だ。
……とは言えず、俺はただ溜息を一つだけ落とした。