【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
全てにおいてパーフェクトのパーツの佐山部長は、ニヤリと不敵に笑った。



「私の本名はヒノエ・ロア・ヴェル。魔王の命令により、人間界に飛ばされた獣族の村の長よ。」



「………はあ?」



確かに、言ってることは利に適ってる。記憶の上書きなんて、神様とか魔王にしか出来ないだろうけど。



こんな話信じろって方が、無理な話だと思わない?



「はははっ!何その顔ー!やっぱり人間って頭堅いわねぇ!」



俺を困らせた当の本人は目の前で俺の顔を指差して笑っている。



俺の反応、普通、だよね?
< 9 / 322 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop