拝啓、


「舞...。」


愛しいあなたが
私の名前を驚いた顔で
呟くように呼んだ。


私は嬉しいのに
乱れた息が整わない。


だから、教卓にあがって
チョークを持って。


まっさらな黒板に
大きく









好き。




それだけ書いた。

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