幼なじみは年の差7歳【完全版】
「――……1対4は分が悪い」
ふっ、と聞こえた声。
その時、鈍くて重い音が聞こえた。
「だけど見逃せない。
こんなことしてタダで済むと思うなよ」
聞こえるのはただ一人の声。
何かが倒れる音とほぼ同じ時に体は解放され、ゆっくり目を開けたその時…男たちが倒れているのを知る。
「警察呼んだから、もう大丈夫だよ」
ふんわりと柔らかい表情(かお)で良明は言い、私のことを抱き締めた。