依存~愛しいキミの手~
授業が始まっても、金曜日のことで頭がいっぱいだった。
『寿司、焼き肉(×)、とんかつ、ハンバーグ、天ぷら(△)、オムライス、パスタ(×)、…』
ノートに思いつくだけ書き出していった。
「う~ん…」
机に頬杖をつき、それを見ながらどれにしようか考える。
「いてっ」
頭に衝撃が当たり、回していたシャーペンが床に飛んで行った。
頭を押さえながら上を見ると先生が教科書を持って立っていた。
「あすかー、いくら腹減ってるからって黒板写さないで食べ物書き出してるなよ(笑)」
教室中に笑い声が響いた。
「先生は何が好き?」
「…う~ん、やっぱり関西出身だからたこ焼きとお好み焼きかな」
「お好み焼き!!いいね!それにしよう!」
私がノートに書いていると、また教科書で頭をはたかれた。
「って、お前きちんと授業聞けよな?今からテストに出す所やるぞ」
先生が黒板の前に戻って行った。
お好み焼きかぁ。圭介好きかな?もんじゃも食べたい!
早くあさってにならないかなぁ。
ウキウキ心が弾んでいてもたってもいられない。
机の下で圭介にメールを送った。
『お好み焼き!』
『いいセンスしてんじゃん』
へへっ。まあ先生のおかげだけど。
すぐに返信が来たので、圭介は今何してるのかな?なんて考えていた。
またゲームしてるのかな?
それとも、お客さんに営業メール?
…少しは私のこと考えてくれてたり…は、ないかなぁ?
すぐ横の窓からは太陽に光る綺麗な海が見えた。
『寿司、焼き肉(×)、とんかつ、ハンバーグ、天ぷら(△)、オムライス、パスタ(×)、…』
ノートに思いつくだけ書き出していった。
「う~ん…」
机に頬杖をつき、それを見ながらどれにしようか考える。
「いてっ」
頭に衝撃が当たり、回していたシャーペンが床に飛んで行った。
頭を押さえながら上を見ると先生が教科書を持って立っていた。
「あすかー、いくら腹減ってるからって黒板写さないで食べ物書き出してるなよ(笑)」
教室中に笑い声が響いた。
「先生は何が好き?」
「…う~ん、やっぱり関西出身だからたこ焼きとお好み焼きかな」
「お好み焼き!!いいね!それにしよう!」
私がノートに書いていると、また教科書で頭をはたかれた。
「って、お前きちんと授業聞けよな?今からテストに出す所やるぞ」
先生が黒板の前に戻って行った。
お好み焼きかぁ。圭介好きかな?もんじゃも食べたい!
早くあさってにならないかなぁ。
ウキウキ心が弾んでいてもたってもいられない。
机の下で圭介にメールを送った。
『お好み焼き!』
『いいセンスしてんじゃん』
へへっ。まあ先生のおかげだけど。
すぐに返信が来たので、圭介は今何してるのかな?なんて考えていた。
またゲームしてるのかな?
それとも、お客さんに営業メール?
…少しは私のこと考えてくれてたり…は、ないかなぁ?
すぐ横の窓からは太陽に光る綺麗な海が見えた。