依存~愛しいキミの手~
部屋に戻ると圭介がソファーに横になって、お菓子を食べながらテレビを見ていた。


「お風呂ありがとう」


そう言いながらさっき座っていた場所に腰をおろした。


「…お前スッピンだとやっぱ幼いな」


圭介がお菓子の袋に手を入れて言った。


「中学生らしい?(笑)」


笑いながら私もお菓子を頬張った。


「いや、中坊には見えねーな。…あ、飲み物冷蔵庫から勝手に取れよ」


冷蔵庫を開けると扉の棚がさっきの二日酔い用ドリンクで埋まっていた。


「何これ~(笑)」


笑いながら指さし、中からポカリのペットボトルを取り出した。


「スウェットやっぱでかかったな。」


腕も足もブカブカで捲って着ていたのを見て圭介が笑った。


「いただきま~す」


私は蓋を開けてゴクゴクと飲み込んだ。


美味しい。


「ドライヤーだそっか?」


「私いつも自然乾燥だから大丈夫だよ。」


肩にかけていたタオルを髪に当てゴシゴシ拭いた。


私、普通にできてるよね?
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