依存~愛しいキミの手~
「え、え、え!?」


突然のことで驚いて言葉が出ない。


背中に回った圭介の腕に力が入る。



心臓が思いっ切りバクバクしてきた。


何も考えられず固まっていると、突然圭介が首を傾けてさっきとは違う唇を強く当てたキスをしてきた。


!?


何が何だか分からなくて、目を丸く開いてい驚くことしかできない。


圭介の唇が離れ、ワケが分からないまま顔を上げると、圭介の顔が近づいてきた。


優しい目に引き込まれる…。


鼻と鼻がくっつき、睫が当たる…。


至近距離すぎて、目を伏せる圭介の顔がぼやけていた。


私はゆっくりと目を閉じキスをされた…。


…された…じゃない。キスされるのを待っていたんだ…。
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