依存~愛しいキミの手~
「お前は昨日ので平気?」
圭介がベッドに畳まれたままのスウェットを指差し言う。
指先につられるように視線をずらし私も頷いた。
「イベントどーする?七夕だから浴衣と笹?」
優がペンで頭をかきながら言う。
「浴衣色揃える?」
圭介もテーブルに肘をつき、シャーペンを回した。
2人の間に置かれるノートの表紙には『'99イベントノート』と書いてあった。
見せてもらうと、最初のページに年間の予定が書いてあった。ページをめくると色々なイベント企画と、売上目標、売上金額、反省点など書かれていた。
『圭介バースデー』
そう言う見出しを見つけた。
「圭介って誕生日4月なの?」
私がノートを見ながら聞くと、圭介もノートを覗き込む。
「おー懐かしい。俺4月15が誕生日。お前は?」
ノートに視線を落とし、目を細めながら言った。
「私5月5日男の子の日生まれ(笑)」
私もノートを見ながら笑う。
ノートの上に置かれた細く長い圭介の指。
薬指の年少リング。
ノートに書かれた圭介のバースデー売上。
桁が間違えてるんじゃないか!?と二度見したくらい。
…これだけ売上てるってことは、給料もそれなりにあるはず…。
それなのに、手に彫った墨を消しにいかないのはなぜだろう…。
私が最初に気づいた時、隠すような仕草をした。きっとあまり見られたくはないんだろう。
それなら、レーザーで消してしまえばいい話。
だけど、それをしない…。
それは、もしかして…。
圭介がベッドに畳まれたままのスウェットを指差し言う。
指先につられるように視線をずらし私も頷いた。
「イベントどーする?七夕だから浴衣と笹?」
優がペンで頭をかきながら言う。
「浴衣色揃える?」
圭介もテーブルに肘をつき、シャーペンを回した。
2人の間に置かれるノートの表紙には『'99イベントノート』と書いてあった。
見せてもらうと、最初のページに年間の予定が書いてあった。ページをめくると色々なイベント企画と、売上目標、売上金額、反省点など書かれていた。
『圭介バースデー』
そう言う見出しを見つけた。
「圭介って誕生日4月なの?」
私がノートを見ながら聞くと、圭介もノートを覗き込む。
「おー懐かしい。俺4月15が誕生日。お前は?」
ノートに視線を落とし、目を細めながら言った。
「私5月5日男の子の日生まれ(笑)」
私もノートを見ながら笑う。
ノートの上に置かれた細く長い圭介の指。
薬指の年少リング。
ノートに書かれた圭介のバースデー売上。
桁が間違えてるんじゃないか!?と二度見したくらい。
…これだけ売上てるってことは、給料もそれなりにあるはず…。
それなのに、手に彫った墨を消しにいかないのはなぜだろう…。
私が最初に気づいた時、隠すような仕草をした。きっとあまり見られたくはないんだろう。
それなら、レーザーで消してしまえばいい話。
だけど、それをしない…。
それは、もしかして…。