依存~愛しいキミの手~
私が…?


告った…?


誰に…








「え、えぇぇぇえ!!!!」


店内に響き渡るほどの声を出し私は立ち上がり驚いた。


知美は目を閉じ「あちゃー」と言う顔をしていた。


「やっぱり言わない方が良かったかな…ごめん…」


「わ、私いつ何て!?」


立ったままテーブルに手をつき、知美に唾がかかりそうなくらい近づいて聞く。


「…圭介くんに抱きつきながら、私圭介のこと好きになってるんだよ~、好きになっちゃっていいのかな?って…」


白目むいてぶっ倒れそうだった。


て言うか、そのまま意識なくして記憶喪失になった方が何倍もましなくらいだった…。
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