依存~愛しいキミの手~
圭介と手をつなぎバイクの所まで歩く。
「明日学校遅刻すんなよ(笑)」
圭介が笑った。
「遅刻したら推薦取り消されちゃうもん!」
私も笑う。
いつもと同じように手をつなぎ、いつもと同じような会話。
でも、お互いを流れる空気は変わっていた。
帰り道の途中、最寄り駅のゲーセンでプリクラを撮ってと頼んだ。
付き合った記念が欲しかったから。
別れ際、またキスをして圭介のバイクが見えなくなるまで手を振った。
家につきベッドに倒れ込んだ。
うつ伏せになり顔だけ横に向き、さっき撮ったプリクラを見る。
へへへっ。
私本当に圭介と付き合えたんだ…。
口元が緩みっぱなしになる。
私は携帯を手に取り美香に電話をかけた。
「あのね!」
私は興奮しながら美香に今日の出来事を話した。
「まじで!?まじ!?本当に!?おめでとう!!私すごい嬉しっ…」
美香が泣き出した。
私もつられて泣いた。
嬉し泣きしたのは人生で初めてだった。
私は何時間も美香と電話し、受話器を耳に当てたまま寝ていた。
目覚ましが鳴り、またいつもの生活が始まる。
だけど、いつもと違う。
空の青さがいつもより澄んで見える。
冷たい風が心地良く感じる。
面倒くさい学校が楽しく思える。
先生や親の小言が素直に受け止められる。
圭介が彼氏になっただけで、こんなにも世界が変わるんだ。
「明日学校遅刻すんなよ(笑)」
圭介が笑った。
「遅刻したら推薦取り消されちゃうもん!」
私も笑う。
いつもと同じように手をつなぎ、いつもと同じような会話。
でも、お互いを流れる空気は変わっていた。
帰り道の途中、最寄り駅のゲーセンでプリクラを撮ってと頼んだ。
付き合った記念が欲しかったから。
別れ際、またキスをして圭介のバイクが見えなくなるまで手を振った。
家につきベッドに倒れ込んだ。
うつ伏せになり顔だけ横に向き、さっき撮ったプリクラを見る。
へへへっ。
私本当に圭介と付き合えたんだ…。
口元が緩みっぱなしになる。
私は携帯を手に取り美香に電話をかけた。
「あのね!」
私は興奮しながら美香に今日の出来事を話した。
「まじで!?まじ!?本当に!?おめでとう!!私すごい嬉しっ…」
美香が泣き出した。
私もつられて泣いた。
嬉し泣きしたのは人生で初めてだった。
私は何時間も美香と電話し、受話器を耳に当てたまま寝ていた。
目覚ましが鳴り、またいつもの生活が始まる。
だけど、いつもと違う。
空の青さがいつもより澄んで見える。
冷たい風が心地良く感じる。
面倒くさい学校が楽しく思える。
先生や親の小言が素直に受け止められる。
圭介が彼氏になっただけで、こんなにも世界が変わるんだ。