依存~愛しいキミの手~
美香も私も新しいタバコに火をつけた。


「…でね、その彼女…春ちゃんって言うんだけど、春ちゃんとあすかって何となく似てるんだよね」


美香がジュースのストローに口つけながら言った。


「…似てる…?」


似てるから、圭介は私にああいう態度だったの?


顔が曇る。


それに気づいたのか美香が慌ててフォローした。


「あ、いや、私は似てるなと思ったけど、圭介は思ったか分からないよ?私より全然付き合い深いからさ」


「…どう似てるの?」


「んー、透き通るような白さとか…雰囲気かな。だから私あすかのこと気になったのかも」


そうなんだ…。


なんだかすごく複雑な心境だった。
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