依存~愛しいキミの手~
真っ白な光に包まれ、先の見えないほど長い階段。
私はその階段の途中に立っていた。
上に行けばいいのかな?下に行けばいいのかな?
不思議と、ここはどこなんだろうとは思わなかった。
よく分からないけど、何となく上に行ってみよう。
数段登ると、誰かに右手を引っ張られた。
振り返る前に体が宙を舞う。
落ちる!!
そう思った瞬間に白いワンピースを着た、私と同じくらいの女の子の姿が斜めに視界に入る。
逆光で顔は見えないが、笑っているのが分かった。
そのまま意識が遠のき、気がつくと黄色と言うか黄金色の世界に私は立っていた。
あまりの綺麗な色に、しばらくぼうっとしていると、だんだんと視界がはっきりしてきた。
どこまでも広がる色とりどりの花畑。
黄金色に見えたのは、数メートルの幅しかない小川だった。
その向こうではっきり見えないが人がたくさん動いている。
足を踏み出すと、体に重さを感じず地面に足がついていないような、ふわふわとした感覚だった。
体験したことはないが、無重力ってこういうことを言うんだなと納得した。
私はその階段の途中に立っていた。
上に行けばいいのかな?下に行けばいいのかな?
不思議と、ここはどこなんだろうとは思わなかった。
よく分からないけど、何となく上に行ってみよう。
数段登ると、誰かに右手を引っ張られた。
振り返る前に体が宙を舞う。
落ちる!!
そう思った瞬間に白いワンピースを着た、私と同じくらいの女の子の姿が斜めに視界に入る。
逆光で顔は見えないが、笑っているのが分かった。
そのまま意識が遠のき、気がつくと黄色と言うか黄金色の世界に私は立っていた。
あまりの綺麗な色に、しばらくぼうっとしていると、だんだんと視界がはっきりしてきた。
どこまでも広がる色とりどりの花畑。
黄金色に見えたのは、数メートルの幅しかない小川だった。
その向こうではっきり見えないが人がたくさん動いている。
足を踏み出すと、体に重さを感じず地面に足がついていないような、ふわふわとした感覚だった。
体験したことはないが、無重力ってこういうことを言うんだなと納得した。