依存~愛しいキミの手~
「1番最初に旅行した沖縄に行ってもりょうはいなくて、泣きながら色んなこと考えてたら、会いたくて仕方なくなって、このまま死んでしまおうかなって思ったの」
知美の長いまつげが涙に濡れ、それを太陽の光がキラキラ輝かせる。
「どうせ死ぬなら、りょうが死ぬ前に見たいって言ってたピラミッド見に行こうって思って、エジプト行ってきたんだ」
エジプト!?
驚いて顔を上げると、知美が笑った。
「ピラミッド見てる時、りょうが現れてね「ほら、見に来てよかっただろ」って私の肩抱いて笑ったの」
!?
「あははっ、私が幻覚見ただけなのかもしれないけど、「これからも色んな景色見せてくれよな」って言われて、私りょうの分も生きなきゃって思えたんだ。信じられない話だよね(笑)」
笑う知美に、俯いて首を横に振った。
「私も、似たような不思議な体験したから分かる…」
知美の視線を感じたけれど、顔が上げられず俯いたまま、箱を開けてしまった日のことから話しをした。
知美の長いまつげが涙に濡れ、それを太陽の光がキラキラ輝かせる。
「どうせ死ぬなら、りょうが死ぬ前に見たいって言ってたピラミッド見に行こうって思って、エジプト行ってきたんだ」
エジプト!?
驚いて顔を上げると、知美が笑った。
「ピラミッド見てる時、りょうが現れてね「ほら、見に来てよかっただろ」って私の肩抱いて笑ったの」
!?
「あははっ、私が幻覚見ただけなのかもしれないけど、「これからも色んな景色見せてくれよな」って言われて、私りょうの分も生きなきゃって思えたんだ。信じられない話だよね(笑)」
笑う知美に、俯いて首を横に振った。
「私も、似たような不思議な体験したから分かる…」
知美の視線を感じたけれど、顔が上げられず俯いたまま、箱を開けてしまった日のことから話しをした。