依存~愛しいキミの手~
ギャル男と隣に座り、気まずい雰囲気が流れる。
…さすがに昨日は飲みすぎてたからって八つ当たりしたしすぎたし、謝るべきかな…。
「昨日はごめん…」
そう言ったのはギャル男の方だった。
驚いて俯いてた顔をギャル男に向ける。
「飲酒で送るなんて、言われなかったらバカなことだって気づかなかった…」
頭をかきながら照れくさそうに言った。
「いや、ギャル男が悪いわけじゃないし…」
「ギャル男?」
「…!!あ、こめ…名前知らなくて」
ギャル男は猫のような目をして屈託ない顔で笑う。
「聡」
そう名前を教えてくれた。
美奈子が小柳ゆきの『あなたのキスを数えましょう』を歌い始めた。
…何でこんな盛り下がる選曲…。
歌を聞いていて嫌でも圭介を思い出す。
「ごめん、ちょっとトイレ…」
私は部屋を出て入口脇の階段に座り込んだ。
はぁあー…
大きくため息をついたあと、目をつむりタバコを吸い込む。
何でもかんでも圭介につなげて思い出す…。
いい加減こんな自分に疲れる…。
「こんな所にいたの?」
!?
目を開けると、聡が隣に座っていた。
カチャン
ジッポを開く音に反応するように、聡の手元に視線を当てる。
ジッポ…。
また思い出しそうになる頭を横に振った。
「別れた彼氏のこと引きずってんだってな」
!?
なんで……美奈子が言ったのか…。
「愚痴ならいつでも聞くからな!」
聡が無邪気な笑顔を見せた。
…さすがに昨日は飲みすぎてたからって八つ当たりしたしすぎたし、謝るべきかな…。
「昨日はごめん…」
そう言ったのはギャル男の方だった。
驚いて俯いてた顔をギャル男に向ける。
「飲酒で送るなんて、言われなかったらバカなことだって気づかなかった…」
頭をかきながら照れくさそうに言った。
「いや、ギャル男が悪いわけじゃないし…」
「ギャル男?」
「…!!あ、こめ…名前知らなくて」
ギャル男は猫のような目をして屈託ない顔で笑う。
「聡」
そう名前を教えてくれた。
美奈子が小柳ゆきの『あなたのキスを数えましょう』を歌い始めた。
…何でこんな盛り下がる選曲…。
歌を聞いていて嫌でも圭介を思い出す。
「ごめん、ちょっとトイレ…」
私は部屋を出て入口脇の階段に座り込んだ。
はぁあー…
大きくため息をついたあと、目をつむりタバコを吸い込む。
何でもかんでも圭介につなげて思い出す…。
いい加減こんな自分に疲れる…。
「こんな所にいたの?」
!?
目を開けると、聡が隣に座っていた。
カチャン
ジッポを開く音に反応するように、聡の手元に視線を当てる。
ジッポ…。
また思い出しそうになる頭を横に振った。
「別れた彼氏のこと引きずってんだってな」
!?
なんで……美奈子が言ったのか…。
「愚痴ならいつでも聞くからな!」
聡が無邪気な笑顔を見せた。