依存~愛しいキミの手~
「…何で今日に限ってギチョウなの…?」
「え?」
「いつもハマかモールなのに、何で今日に限ってギチョウなわけ!?」
「は!?ギチョウの何がダメ!?」
桜木町の駅前で私と聡は騒いでいた。
あのカラオケの日から、毎日聡と連絡を取るようになり、告白された。もちろん軽くスルー。
それでもしつこく告白し続けられ、周りの友達にも次に進んだ方がいいと言われ何となく付き合い始めた。
圭介のことが忘れられないということは伝えた。それでも、俺が忘れさせてやると言われたのを信じた。
今日は12月5日だった…。
1年前の今日、桜木町の臨港パークで圭介から告白された日。
そんなこと知るはずもないのに、何で今日に限って桜木町を選んだんだろう…。
「だって、あすかとイルミネーション見たかったからさぁ」
そう言って私の手を握り歩き出す。
圭介とは違う手のつなぎ方に、いつも違和感を感じていた。
だけど、あのつなぎ方をしようとは思わなかった。
ランドマークの入口を入りすぐ脇の大きな窓際へ腰掛ける。
聡が教えてくれた、動く歩道と日本丸が眺められて落ち着く場所。私のお気に入りの場所になった。
「え?」
「いつもハマかモールなのに、何で今日に限ってギチョウなわけ!?」
「は!?ギチョウの何がダメ!?」
桜木町の駅前で私と聡は騒いでいた。
あのカラオケの日から、毎日聡と連絡を取るようになり、告白された。もちろん軽くスルー。
それでもしつこく告白し続けられ、周りの友達にも次に進んだ方がいいと言われ何となく付き合い始めた。
圭介のことが忘れられないということは伝えた。それでも、俺が忘れさせてやると言われたのを信じた。
今日は12月5日だった…。
1年前の今日、桜木町の臨港パークで圭介から告白された日。
そんなこと知るはずもないのに、何で今日に限って桜木町を選んだんだろう…。
「だって、あすかとイルミネーション見たかったからさぁ」
そう言って私の手を握り歩き出す。
圭介とは違う手のつなぎ方に、いつも違和感を感じていた。
だけど、あのつなぎ方をしようとは思わなかった。
ランドマークの入口を入りすぐ脇の大きな窓際へ腰掛ける。
聡が教えてくれた、動く歩道と日本丸が眺められて落ち着く場所。私のお気に入りの場所になった。