依存~愛しいキミの手~
前向き
圭介に会いに行ける人間になる。
ただそう決めただけで、気持ちがすごく楽になった。
圭介のことが今でも好き。
そう自分で認めたことによって、世界が明るくなった気がした。
家族や友達の協力もあって薬をやめることもできた。
薬をやめたら、骨と皮かよ!?ってくらいガリガリに気持ち悪く痩せていた体にも肉がつき健康的になった。
心も体も健康的になったら、何するのも楽しくて、男に興味もなくなった。
携帯も解約し、新しく買い直した。
それで、今までのダメだった過去をリセットできたような気がした。
「旅行行かない?」
夏休み前に、教室でお菓子を食べていると美奈子と蘭に誘われた。
「あー…親に聞いてみなきゃ…」
今までなら即答で行くと答えていただろう。
だけど、あの日から私は親にこれ以上心配かけないようにと、暗くなる前には家に帰るようにし、出来るだけ学校での話しや友達の話しをするようになった。
それくらいでしか、反省を見せることが出来なかったから。
「私も一緒に話してあげるよ」
そう知美が言ってくれて、両親に話すと息抜きしてきなさいと了承してくれた。
ただそう決めただけで、気持ちがすごく楽になった。
圭介のことが今でも好き。
そう自分で認めたことによって、世界が明るくなった気がした。
家族や友達の協力もあって薬をやめることもできた。
薬をやめたら、骨と皮かよ!?ってくらいガリガリに気持ち悪く痩せていた体にも肉がつき健康的になった。
心も体も健康的になったら、何するのも楽しくて、男に興味もなくなった。
携帯も解約し、新しく買い直した。
それで、今までのダメだった過去をリセットできたような気がした。
「旅行行かない?」
夏休み前に、教室でお菓子を食べていると美奈子と蘭に誘われた。
「あー…親に聞いてみなきゃ…」
今までなら即答で行くと答えていただろう。
だけど、あの日から私は親にこれ以上心配かけないようにと、暗くなる前には家に帰るようにし、出来るだけ学校での話しや友達の話しをするようになった。
それくらいでしか、反省を見せることが出来なかったから。
「私も一緒に話してあげるよ」
そう知美が言ってくれて、両親に話すと息抜きしてきなさいと了承してくれた。