依存~愛しいキミの手~
7月の終わりに、美奈子と蘭と知美とフェリーに乗って千葉の御宿に旅行に行った。
久しぶりに夜外に出て若返った気分だった。
今まで過ごしたことないような、かなり真面目な夏休みをそれなりに満喫した。
新学期に入ると、知美が車の免許を取り車も買っていた。
毎日車で学校に通うようになり、知美と話す時間が今まで以上に増えた。
「進路どうするの?」
知美がタバコに火をつけながら聞いてきた。
「んー…今の所フリーター希望(笑)」
私も窓を少し開け、タバコに火をつける。
「本当はね、ネイルやりたいの。でもさ、散々迷惑かけてきたんだから、学費は自分で貯めて通いたいって思ってるんだ」
片手でハンドルを握る知美が、私を見て優しく笑ってくれた。
「知美は…銀座?」
聞くまでもなく、知美は頷く。
りょうちゃんのことがあったのに、目標を見失わない知美は本当にすごいな…。
フロントガラスを見つめる知美の横顔を見て、そう思った。
久しぶりに夜外に出て若返った気分だった。
今まで過ごしたことないような、かなり真面目な夏休みをそれなりに満喫した。
新学期に入ると、知美が車の免許を取り車も買っていた。
毎日車で学校に通うようになり、知美と話す時間が今まで以上に増えた。
「進路どうするの?」
知美がタバコに火をつけながら聞いてきた。
「んー…今の所フリーター希望(笑)」
私も窓を少し開け、タバコに火をつける。
「本当はね、ネイルやりたいの。でもさ、散々迷惑かけてきたんだから、学費は自分で貯めて通いたいって思ってるんだ」
片手でハンドルを握る知美が、私を見て優しく笑ってくれた。
「知美は…銀座?」
聞くまでもなく、知美は頷く。
りょうちゃんのことがあったのに、目標を見失わない知美は本当にすごいな…。
フロントガラスを見つめる知美の横顔を見て、そう思った。