依存~愛しいキミの手~
コンビニで買い物してると私の携帯が鳴った。


デニムのケツポケから携帯を取って開くと美香からだ。


「あけおめー!!1人で酒飲んで寂しくすごしたりしてない!?」


開口一番ハイテンションな美香。


酔っ払ってる(笑)


「知美と一緒にお酒飲んでたよ(笑)美香こそ酔っ払ってんじゃん!」


「え!?知美!?変わって変わって!」


美香が電話の向こうで騒いでる。


私が知美に電話を渡す。


しばらくして、電話を終えた知美が


「今から優くんと来るって」


と笑った。


美香と優は地元の友達と、六本木のバーにいたらしい。道も電車も混んでるから歩いて来るって…


「1時間くらいかかるだろうね(笑)」


私たちは笑いながら知美の家に帰った。


美香と優が来ると言うので、コンビニでおでんを買ってきた。それを、知美の家にある鍋へ入れて火にかけた。


テーブルの上でグツグツ煮える鍋を見て、こたつが欲しいと嘆いていたら、美香から着いたと連絡がきた。


早くね!?と知美と驚いたが、多分途中でタクシー使ったんだろうねと笑いながら東銀座まで迎えに行く。
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