依存~愛しいキミの手~
私は、すごく周りの人に恵まれていたと思う。


15歳のあの日、ハチ公前で美香に声をかけられなかったら、私と圭介の物語は始まらなかった。


私と圭介が出会うきっかけをくれずっと2人を支えてくれた、美香と優。


明るい笑顔で楽しいことをたくさん教えてくれた、りょうちゃん。


水商売の基本を叩き込んで辛い時には励ましてくれ、間違った時には叱ってくれた、イッシー。


中学の頃から私を悩ませ楽しませ思い出をたくさん作った、ゆきと茜。


いつも優しくて笑顔を見れば元気になれる、私の憧れだった、さゆ姉。


高校時代私が落ち込んだ時一緒にバカやって気を紛らわせてくれた、美奈子と蘭。


私を救い出してしっかり前を向かせてくれ、裏切っていたのに優しく迎え入れて就職先まで紹介してくれた、ママ。


私が最低なことして落ちぶれたのに、立ち直るのにたくさん勉強して協力してくれてた、オヤジ。


いつも優しく見守って立ち直る私を信じてくれていてくれた、お母さん。


そんな両親を一生懸命ささえて毒舌で私にカツを入れてくれた、姉ちゃん。


そして、辛い時も嬉しい時もいつも側にいてくれて、いつも優しい笑顔で励まし背中を押してくれていた、知美。
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