依存~愛しいキミの手~
圭介に知美の遺品をもらったことを話し、テレビ台の上に写真を飾り、結婚式の時知美がくれたペアのテディベアの腕に指輪を通して、写真を挟むように並べた。


知美の死を受け入れられない私に、圭介はできる限り側にいてくれた。


圭介が仕事の時間は、優や美香が遊びに来てくれていた。


私は、知美の遺品の日記を1ヶ月くらいかけて読み終えた。


読み終えた時には、知美の人生、りょうちゃんへの気持ち、自殺するまでに悩んでいたことなど、色んなことが分かって私はようやく知美の死を受け止めることができた。


きっと、空の上でりょうちゃんと笑ってる…。
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