依存~愛しいキミの手~
圭介が小さな紙袋を持ち体を起こした。
「あれ?優は?」
「指名入ってるよ、もうそろそろ戻ってくるんじゃないかな?」
美香がそう答えると、圭介はまた背もたれに寄りかかった。
テーブルの上に置かれた2本の鏡月。
足を組みながら、それに視線を移し圭介が聞いてきた。
「お前どのくらい飲んだの?」
「えー?どのくらい…かな?」
美香とりょうちゃんの顔を見る。
「ボトル1本半空いたけど、ほとんどあすかちゃん飲んだよね(笑)」
りょうちゃんが笑って言う。
圭介が腕時計を見ながら、
「まじ!?こんな短時間でそんな飲んだの!?」
と、目を開いて驚いた。
「それで顔に出ないって羨ましいな」
圭介の指先がまた私の頬に触れる。
触れられた部分が熱を帯びて、顔全体に広がっていく。
圭介の親指が動く度に心臓の音が大きくなっていった。
「ははっ顔真っ赤(笑)」
頬から頭に手をずらし撫でる圭介。
圭介の優しい目に時間が止まる…。
「あれ?優は?」
「指名入ってるよ、もうそろそろ戻ってくるんじゃないかな?」
美香がそう答えると、圭介はまた背もたれに寄りかかった。
テーブルの上に置かれた2本の鏡月。
足を組みながら、それに視線を移し圭介が聞いてきた。
「お前どのくらい飲んだの?」
「えー?どのくらい…かな?」
美香とりょうちゃんの顔を見る。
「ボトル1本半空いたけど、ほとんどあすかちゃん飲んだよね(笑)」
りょうちゃんが笑って言う。
圭介が腕時計を見ながら、
「まじ!?こんな短時間でそんな飲んだの!?」
と、目を開いて驚いた。
「それで顔に出ないって羨ましいな」
圭介の指先がまた私の頬に触れる。
触れられた部分が熱を帯びて、顔全体に広がっていく。
圭介の親指が動く度に心臓の音が大きくなっていった。
「ははっ顔真っ赤(笑)」
頬から頭に手をずらし撫でる圭介。
圭介の優しい目に時間が止まる…。