12月のひまわり
「えっと…意味分からない?」
自分のペースに上手く持って行けずに困惑した
そんな俺に気付かないカノジョは、ただ首を縦に振る
『君、いくつ…?』
思わずそう言葉にしていた
もしかして中学生とか…
そう思ってしまうほどカノジョは童顔で背も小さかった
『16歳です』
"普通…その歳だったら意味通じるだろ"と思ったけれど口にはせず
カノジョの額に向かって、指を弾く
未だにキョトンとしているカノジョに複雑な笑みを浮かべつつ、カノジョの上から退いた
『早く着替えて、下で待ってるから』