12月のひまわり


血が沸騰したんじゃないかと思うぐらい身体が熱くなった


そんな俺を知らずにただ目を細め笑う凛湖



『ば~かっ生意気なんだよ』


緩む顔を気付かれないように、俺の髪を撫でる凛湖の手に触れた


凛湖の指に自分の指を絡め、何度も親指で愛おしむように甲を撫でた


すると、どんどんと顔を赤らめていく凛湖



―――そう生意気なんだよ



俺を惑わすなんて10年早いんだよ


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